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【アイ(I)メッセージで伝える】
引き続きミーティングに必要なスキルの内容になりますが、何かここまでくると昔とかニューノーマルの時代とかに関係なく、どの時代でも必要なスキルの内容になっているような気もしますが、悪しからずご容赦願います。
上司から発せられる次のフレーズ、聞いたことがある人は多いと思います。
「上が言っているから・・・」とか「会社の指示だから・・・」など。
暗に「自分がそう思わないんだけど・・・」と身の安全を保持しようという心理ですねこれ。
最悪は、まさに上のフレーズを力を込めて言う上司です、
「私は、そんな指示はあり得ない、間違っていると思ってるんだけどさ・・・」
ここも、暗に「君たちの味方だよ、君たちと同じだよ」とアピールしたい心理で、ここまでくるともう最悪ですね!
本題に入りましょう!
部下やメンバーに対して業務指示や依頼を出す際に、間違っても上述したようなフレーズを使ってはいけませんし、また単なる指示書的な言い回しもよくありませんね。
伝える(指示をする)際に大事なのは、「何故この業務を行わなければならないのか、何故あなたでなくてはいけないのか」を明確に伝えることです。
業務だから誰かに指示をして処理をしなくてはならない、これは当然のことですが、ただその意識だけで接しているならば、管理職(上司)を退くべきです。
業務の当然さは100も承知で大前提の中で「自分として(私は)・・・・して欲しい」というメッセージを発信することが重要なんです。
ここでも注意が必要で、決して上位者や組織に対する批判・否定的なコメントは禁句です!
いかなる状況であっても、「自分として」「私は・・・」という、自分を主語にして部下やメンバーの方たちに関わることが重要です。
「私(I:アイ)の思い(メッセージ)を伝える」ということです。
これは何も指示をする時ばかりではありません、指導する時、時に叱責が必要な場合もあるでしょう。
そんな時も、「アイメッセージ」です。
分かりやすく、アイメッセージの反対にある「ユーメッセージ」ではいけないということです。
「ユーメッセージ」とは 「YOU(あなた)が・・・・だから」とのことで、つまり主語が相手になることです。
これは暗に 「あなたが悪い」というニュアンスになってしまいますし、言われた側としては簡単に「上司から責められた」ぐらいの思いに至ることでしょう。
この「アイメッセージ」で伝えることも、実は「如何に自己開示できるか」ということでもあり、また「自分の責任において」との覚悟や勇気の証でもあるとも言えます。
管理職・マネジメントする皆さんは、是非「アイメッセージ」を心掛けてみてはいかがでしょうか!
役職やポジションの権力で人を動かす時代は終わっていますし、そのような意識が残っている方はこれからは自己変革が絶対的に必要になります。
組織の活性のためには勿論個々の意識と行動が前提となりますが、皆が全てその土台ができているとは限りません。
そこで必要不可欠なのが、個人を活かし組織の反映に結び付けていく役割を担うマネジャーです。
管理職の定義とは異なります、如何に部下やチームメンバーをその持っているポテンシャルを引き出し、そして企業・組織の目指す方向へ進む原動力に変化させることができるのか!
エスイープランでは、【個のキャリア開発と組織開発】の双方にフォーカスし、お一人おひとりに寄り添いながら全力でサポートさせていただきます。