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【傾聴する】
コミュニケーションに絶対的必要なスキルは「傾聴」スキルです。人をマネジメントする方を対象にすれば、スキルと言うよりも「常に傾聴するというマインドが必要でそのような資質を養うこと」が必要だということです。
思い出して頂けたらと思いますが、これまでの部下の方とのやり取りにおける自分の発言量と部下の発言量の割合はどの程度だったでしょうか?
私も過去にあるやり取りの場面に居合わせたことがありまして、思い出してみると会話の出だし部分は上司側からの質問に対して部下側が答える、という流れではじまりました。
上司側が話を聴くという雰囲気があったので良い流れを期待しておりました。がしかし、中盤に差し掛かったころから上司側からの伝達だったり、指摘や指示事項が徐々に多くなってきました。そこから後半にかけては上司側からの一方的ともいえるような形に。
上司としての気持ちも分からなくもなく、むしろそうだよね、とも感じる瞬間もあったと記憶しておりますが、対して部下側はそのやり取り全体に何を感じたのかな? 上司に対してどう思ったのかな? という疑問が残ってしまいます。
【聴く】ということは
物理的に音が入ってくる「聞く」ではなく、こちら側が持っている限りの全神経を集中させて相手と向き合い、話している内容はもちろん、どのような気持ちで今話しているのか、どのような意図があるのか、といったところまで受け止めることです。
つまり、そのような姿勢で相手と向き合えるようなスキル(マインド)が必要になりますので、テクニックを覚えるというよりは、常にそのような意識づけをすることが大事だと思っております。
何故なら、いくら自分だけがそのテクニックを身に付け、意識は常に傾聴マインドを持っている、と思ってみても、相手が貴方に対して「心理的安全性」を感じていなければ心を開いて語ってはくれないのです。
ですので、そのような展開ができるような心理的距離感を作ることが前提にはなりますので、テクニックの習得と同時でも構いませんが、できるだけ部下やチームメンバーとの距離感を縮めておく努力をしなくてはなりません。
【聴く】ということは
【相手を受け容れる】ことでもあります。
常に相手を受け容れることを意識し、さらに自分の発言量と他者の発言量をも意識しながら、部下やチームメンバーとやり取りをしてみましょう。
理想は相手が80%、自分が20%程度です!
役職やポジションの権力で人を動かす時代は終わっていますし、そのような意識が残っている方はこれからは自己変革が絶対的に必要になります。
組織の活性のためには勿論個々の意識と行動が前提となりますが、皆が全てその土台ができているとは限りません。
そこで必要不可欠なのが、個人を活かし組織の反映に結び付けていく役割を担うマネジャーです。
管理職の定義とは異なります、如何に部下やチームメンバーをその持っているポテンシャルを引き出し、そして企業・組織の目指す方向へ進む原動力に変化させることができるのか!
エスイープランでは、【個のキャリア開発と組織開発】の双方にフォーカスし、お一人おひとりに寄り添いながら全力でサポートさせていただきます。