〒343-0045 埼玉県越谷市下間久里640-7
「本日の〇〇会議 〇〇会議室にて AM10:00 開始」
さて、みなさんは会議室に何分前に行きますか?
5分前?10分前?それとも1分前?
ここでは特に「何分前までに」とのコメントはありませんので、その制約はありませんが恐らく大半の方は「遅くても開始前まで」は意識するのかな?と思うのですが、如何でしょう。
10人の方がいたとしたら、10人それぞれになる可能性がありますね。いや、「・・までに」という指示があったとしても、その指示の何分前に行くのか、でまた違いが出るはず。
仕事への取組み姿勢や考え方、みたいなものは横に置いておきます。
単純に時間の捉え方、認識の仕方、に合わせたお話です。
もっとも、時間に遅れてしまっては、それは「いけないこと」かもしれませんが、間に合っている時間の中では、何分前が正しくて、他が悪い、などとは言い切れませんよね?
例えば「10分前が当たり前」と思っている人が、2~3分前に来た人に対してどんな思いが生まれてくるか?
「なんでもっと早く来ないんだろう」「いつも遅いよね」「困ったやつだ」「なっちゃないな・・」なんて、想像しやすいと思うのですが。。
でもこれって、何が良いとか悪いとかの範疇ではないものの、自分の認識(常識)と違うものを見た時に、「それは違う」とか「間違っている」のように相手を評価してしまうんです。更に恐ろしいのは、そこから相手の人格の否定などに繋がってしまうケースもあるということです。
上司が部下に対して、このような思いを抱いてしまったら最悪ですよね!
アンガーマネジメントではこれを「べき」(コアビリーフ)と呼んでますが、まさしく自分がもつ「べき」によって、人間関係を壊したり、組織内においては不当な評価につながってしまうことなどが考えられます。
「人の認識(受け止め方、正しいとの思い)はそれぞれ違う」ということを、お互いが理解していくことが大切です。
「・・・をするべき」とは、「・・・をすることが正しい」と認識していることになります。
お互いのべき主張しようとするときに、怒りの感情や争いが起きてしまいます。
今日のグローバル化社会、ダイバーシティにおいては、多種多様な思考性を持った方々が増えてきます。自ずと思考と行動の多様化を迫られてしまいますので、何が正しいなどの固定的な観念に囚われてしまっていては、自身のキャリア形成の障害になりまねません。
多角的に自分を見つめ直し、多様性を持ってキャリアプランを描けるように一緒に考えていきましょう!