アンガーマネジメントに学ぶ②

『時間は守らなければならない（守るべき）』

殆どの方は、時間は守る（べき、必要がある、守らなければだめ、社会のルール）のように思われていると思います。
もっとも「時間は守るべき！」というように、語彙を強めた表現はいつもしていることは無いかと思いますが、「守るのが当たり前、常識」と思っているはず。
それも当然ですよね、そのように教育を受けてきているわけですから。

以前にも、「集合時間何分前が正しいか？」というコラムを書きました。その中でも、各自が思っている
「何分前？」これにはそれぞれの違いがあるというものでした。

そうです、このように「守らなければいけない」と思っていることでも、では具体的に「何分前」なのか？
この違いがあるんですね。換言すれば「程度の差があるということです」
 

さて、ではもう一つです。

『挨拶は大切である（するべき）』

これについても、殆どの方はそうだとお答えになるかと思います。人間関係社会の中では特に大事な要素かもしれませんね！

はい、上に挙げた二つはいずれも大切なことになります。
では今このコラムを読んでいただいている皆さんにお聞きしたいと思います、この二つのうちどちらが皆さんにとって大事なことですか？
 

甲乙つけがたいと感じている方、一方ではどちらかが明確に自分の中では重要だと思っている方、いずれもいらっしゃるかと思います。
そうなんです、このように大事だと思っている項目がいくつもある場合（世の中現実そうですが）、それらについても人それぞれの『重要度の違い』があるという、この理解こそとても重要なことです。

日常生活においても、職業生活においても、互いにそうだと認識していることであっても、そこには人それぞれの大事さ、重要度の違いが必ずある！ということ。
 

この『べき』は『価値観』と換言できます。
この『価値観』の共有と理解が人間社会、特に組織という集団社会ではとっても大事なことだと思いませんか？