〒343-0045 埼玉県越谷市下間久里640-7
「プランドハプンスタンスセオリー」
キャリアコンサルタントの方々は百も承知の言葉だと思いますが、日本語では「計画された偶然性理論」と訳されています。
この理論はスタンフォード大学のジョン・D.・クランボルツ教授が提唱したキャリア論で、「キャリアは偶然の出来事、予期せぬ出来事に対し、最善を尽くし対応することを積み重ねることで形成されるというもの」とされております。
さて、ここでみなさん自身のこれまでのキャリア(過去~現在)を辿ってみてほしいと思いますが、職業上において自分が目指した方向性・やりたいこと・設定した目標などに対して、その通りに辿り着けている方はどれほどいらっしゃいますかね?
いかがでしょうか、現実には予定した通りに仕事が進まない、他の指示や課題が発生してしまう、予期しないクレームや緊急事態に対処しなくてはならない、あるいは個人的な背景にて大きく事態が変わってしまった、などなど。
なかなか思った通り、やりたい通りには進まないことが多いと思います。むしろ自分の意図したもの以外の事(動かされる)のほうが多いように思いませんか?
自分の想いの直線よりも、あっち行ったりこっち行ったりの多くの曲線に導かれて、ここに辿り着いていると思うのです。
ただ、それが偶然性であるものなのか、必然性であることなのか?ということは別にして、いずれに関わらず、その他の多くが自分の目の前に現れ、それに対処してきた事実そのものがあって今に至っている、のではないでしょうか!
とすると、キャリアプランなんか必要ないのでは! という声も聞こえてきそうですが、それはそうではありません。つまり、自分の想い、ビジョンや目的は軸として、必然的(仮に)に目の前に現れるであろうその他多くの課題やイベントについて対応しながら、そして統合していくことが大事だと考えています。
外的要因が多くその影響を受けやすい環境であるがゆえに、基本的な自分の軸が無ければ、単なる浮草のように流れてしまう危険性があると感じています。
キャリアコンサルティングとは、個々人の仕事上の問題や仕事を通してのキャリア形成への悩みをお伺いし、それに対するアドバイスやサポート支援をいいます。
今日のグローバル化社会では思考と行動の多様化を迫られてしまい、本来ありたい自分の姿や求めたいこととのギャップが生じてしまいます。目指す方向はどこなのか?何を生きがいにしていくのか?人生設計はどうするのか?など、その悩みもまた多種多様です。
多角的に自分を見つめ直しキャリアプランを描けるように一緒に考え、柔軟に対応できるキャリアのデザイン・構築を目指していきましょう!