ニューノーマル時代のマネジメント①

昨年から新型コロナウィルス感染の影響を受け、世の中の有り方が大きく変わり始めております。人の行動の規制により、様々なビジネスが予期しない多大な影響を受け、更にはビジネスそのものの存続すら許されない状況に陥ってしまっています。

オンライン、テレワーク、リモートワークなどのキーワードも、日常的な表現として誰しもが使うようになりました。
そしてその実態として、会社オフィスへ出向く必要性が減り、その結果として企業内での人との関わりや社員同士のリアルな接触が無くなり、必要な時にだけモニター越しで、場合によっては音声のみでのやり取りに。

このようなワークスタイルの変化でこれまで見えなかったメリットが浮き彫りになった一方、これまでの形（仕組み）を土台としてきた様々な制度やその運用に歪が出ているのもまた事実です。
こと、企業・組織内において問題視されているのは、「人事評価・評価制度」ではないでしょうか？

これまでは、フロア内で物理的に見えていた部下やチームメンバーなどの動向が一切見えなくなり、善し悪しは別としてある種のフィルターを通して判断できていたことが、もはや通用しない現実となろうとしているためです。

今後の制度設計等についての言及はできませんが、強く思うこととして「人との関わり方」が今後益々重要なファクターになると思っています。
特に管理職の皆さん、マネジメントする方々はこれまで以上に「部下やチームメンバーとの関係性」を考える必要があります。「どうあるべきか？」を。

企業・組織としては勿論ですが、特に現場で関わる管理職・マネジャーの皆さんは、チームメンバーの
「心理的安全性」を意識する（担保する）ことが、これからの「人をマネジメントする」うえでとても重要なことだと思っております。
別な視点から言うと、「組織上のポジションで人を動かす時代は終わっている」ということです。
 

物理的な距離感が遠くなってしまう時代だからこそ、心理的な距離感は是非近づけていけるような関係構築を目指して参りましょう！