〒343-0045 埼玉県越谷市下間久里640-7
昨日、ある企業様にてキャリア研修を実施してきました。
その企業様は勤続の特殊加工をされている、いわばオンリーワン的なスキルを駆使し、様々な業界へ貢献されている企業様です。企業規模はそれほど大きくはなく、むしろ中小企業の中でも小さいほうかもしれませんが、但し操業50年を超える社歴ということですから、そこからもどれほどの技術があり信頼されている企業であるかが分かると思います。
5~6名のグループを作り、課題のライフラインチャートを持ち寄り、そこから見えてきた自分の強みや満足度、自信が持てることなど。一方でやや弱いと思われること、などについてお互いに発表し合ってもらいました。
内容的にはプライベートに及ぶことも多々あるため、そこは自己責任において可能な範囲で、またお互いの情報は守るとの約束をしながら、取り組んでもらいました。
まずは、お互いが描いたらラインの形で賑やかになります。
「山と谷があまり無いね!』 「案外、なだらかなんだね!』
「ここすごく高い山だよね」「わ~、ギザギザ~」『全体的に低めだね!』
こんな言葉を交わした後で、それぞれの『山』と『谷』の部分について、語り合ってもらいます。
そうしますと、例えば同じ学生時代であっても『〇〇で楽しかった』という方もいれば、『あまり友達もいなかったからな~』とやや表情が曇る方もおります。
また、仕事を始めてからの浮き沈みについても様々な理由が飛び交い、普段一緒に仕事をする仲ではあるものの、今までは知らなかった一面や過去のいきさつなどを知ることで、改めてお互いを知る機会になったようです。
本来はキャリアカウンセリングのセッションにおいて、自己理解を促していくためのツールとして使われることが多いのですが、グループワークでやり取りをすることによって、『互いを良く知る』ことができ、また『相手を理解する』ことにも繋がる効果があります。
さらには、『自己開示』を促進することになり、それは『言語化』と『発言(会話)力』にも同時につながっていきます。
人はどんなことで満足し、何があるとモチベーションが下がるのか?
それを自分と置き換えてみた場合にはどうなのか?
互いのやり取りを通じて、尚一層自己理解が深まっていきます。
キャリアコンサルティングとは、個々人の仕事上の問題や仕事を通してのキャリア形成への悩みをお伺いし、それに対するアドバイスやサポート支援をいいます。
今日のグローバル化社会では思考と行動の多様化を迫られてしまい、本来ありたい自分の姿や求めたいこととのギャップが生じてしまいます。目指す方向はどこなのか?何を生きがいにしていくのか?人生設計はどうするのか?など、その悩みもまた多種多様です。
多角的に自分を見つめ直しキャリアプランを描けるように一緒に考え、柔軟に対応できるキャリアのデザイン・構築を目指していきましょう!