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60歳以降のキャリアについて考えるとき何をもとにしたらいいのか?
シニア社員の皆さんとのキャリア面談の際の確認として、以下ご参考にいただけたらと思います。
その多くの方は、60歳以降も働かなくてはならないと仰いますが、その理由についてあまり明確ではないようにも見えます。
なるほど、と理解できる説明としては、
「子供がまだ小さく養育費・教育費がかかるから」とか「親の介護が必要だから(現時点で)」など。
他では、「65歳までは年金受給ができないので、その間収入がないと困るから」(?)、と少々疑問符が付く理由。
そして一番多いと感じるのが、単純に「収入がないとダメだから」です。
いずれにしましても、一番は「お金」の心配があるということになるのですが、そう思わせている一つの理由としては、誰が試算したか定かではありませんが、「老後の資金は〇千万必要」という情報です。
※これについてはこれ以上触れないでおきます。
で、皆さんにお尋ねするのが、「現実的にいくらぐらい収入が無いとダメなんですか?」 です。
ここでのポイントは、確たる根拠を把握するために、マネーシミュレーションを行っているか、ということです。これまで面談をしてきた中でどうでしょうか、やっておられる方は全体の1割にも満たないように記憶しております。
実際に行っていただくと、「なるほど、これぐらい必要になる」という認識に至るケース、場合によっては「月々〇〇万円程度もあれば十分かもしれない」という理解になったり。。
このように、これからの必要度合いの認識によって、それを担保できるだけの労働の提供、つまり働き方の範囲がとても広がってくること、最たるは「・・・無くてなならない、・・だけの仕事をしなければならない」といった呪縛から解放されるようになります。
これにより、
精神的な安心感がかなり違ってくると思うのですが、いかがでしょうか?
思考に柔軟性が出てくると思うのですが、いかがでしょうか?
もちろん、お金が全てではありませんし、それ抜きにすれば
「社会との関わり、人とのつながり」
を目的とした働き・時間の使い方もありますし、
「自分の興味や関心」にもとづくことや、「これまでしたくてもできなかったこと」などに取り組む、といったことなどもとても重要な視点かもしれませんね!
キャリアコンサルティングとは、個々人の仕事上の問題や仕事を通してのキャリア形成への悩みをお伺いし、それに対するアドバイスやサポート支援をいいます。
今日のグローバル化社会では思考と行動の多様化を迫られてしまい、本来ありたい自分の姿や求めたいこととのギャップが生じてしまいます。目指す方向はどこなのか?何を生きがいにしていくのか?人生設計はどうするのか?など、その悩みもまた多種多様です。
多角的に自分を見つめ直しキャリアプランを描けるように一緒に考え、柔軟に対応できるキャリアのデザイン・構築を目指していきましょう!