キャリアの棚卸し③

キャリアをプランニングする際に必要なこと、それは自分が有しているリソースと、想いや憧れ含めた想像です。これまでの経験上における行動や実績からは「できること」が浮き彫りになります。一方、予てより「やってみたい」と思っていたことや「憧れ（理想）」なども、今後の選択肢になり得る十分な要素となります。

しかし、その「できること」や「やってみたいこと」などをどこまで自覚しているか、特に「できること」はとても曖昧になってしまうことが多いようです。

それは何故か？

陥りがちな例として、「やったけど上手くいかなかった」という経験から、それは「できない」と認定してしまうということです。
自分でそう思っている以上、自分の選択肢にはほぼなりませんから、結果として選択肢が少なくなってしまい、究極「何もできない（自分）」などと、歪んだ認識に陥ってしまうんですね。
 

そのような状態の時にとても有効なのが、「人に話して、聴いてもらう」ことです。さらに機会があれば、キャリアコンサルタントに話を聴いてもらう、ことです。
 

残念なことに、人は自分の概念（枠）からはなかなか思考が広がりません。当然です、上記のごとく「自分で否定」してしまっているわけですから。敢えて自らそれを可能に変換することは難しいことです。
そうした時に、キャリアコンサルタントと話をしていくと、自分の認識の「歪み」に気づいたり、または改めて記憶が呼び起されたりと、まさに『そうだ！』と思えてくることが出てきます。

自分の認識が正しいのか、歪んでないのか。見方が狭くなっていないのか、または認識漏れしていることはないのか、他の可能性がないのか？
 

自分のリソースとして、ちゃんとそこにあるのにも関わらず、当の本人が見えていないという、これほど勿体なく、残念なことはありません。

キャリアをプランニングする時には、自分が持っているリソースをどんどん見出し、選択肢を多く持つことがとても重要だと思います。

キャリアコンサルタントは守秘義務を持っていますので、普段言えないようなことであっても遠慮せず話してみてください。

視界が広がります、きっと！