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【レジリエンスを支える4つの力】
レジリエンスとは、「人間の精神的な回復力」のことと説明いたしました。
落ち込んだり、挫折したり、自信が持てなくなったりした状態から、立ち直りへの上昇プロセスに存在するのがレジリエンスであることを、キャリアカーブを参照に見ていただいたと思います。
ただ、これはあくまで過去の振返りからその状態がそうである、と認定したにすぎません。私たちは日々の生活や仕事において、程度の差こそあれ数々の谷間に入り込むリスクを持ってます。
ですので、できれば落ち込むリスクを軽減できるよう、万一谷間に入ったとしてもそれ程深みにはまらない術を身に付けていたいものです。
そのために、ここではレジリエンスを強化していく意味でそれを支える4つの力についてご案内していきたいと思います。
まずはその前に、レジリエンスの高い人と低い人との違いにはどのような傾向があるのでしょうか?
◆レジリエンスの高い人の傾向
レジリエンスの高い人は思考に柔軟性があって、自分の感情を上手にコントロールできます。ストレスのある出来事に躓いたとしても、決して諦めず前に進もうとします。スモールステップで着実に進もうという思考ををもとに、ネガティブな状況に置かれてもポジティブな自分をイメージできるのです。また、職場を含め置かれた環境の中で周囲の方と信頼関係を築くことも得意としています。
◆レジリエンスの低い人の傾向
レジリエンスが低いはストレスへの耐性が弱いため、外的要因からの影響を受けやすい傾向があります。失敗に囚われると、ネガティブ思考が強いため落ち込みやすく、一度落ち込んでしまうとそこからの脱出が困難になる傾向があります。
【レジリエンスを支える4つの力】
①自己効力感
自己効力感とは「やればできる」と思える力です。
②感情のコントロール
自分の気持ちに気づき、対応できる力です。
③自尊感情
自尊感情とは「自分が好き」という感情です。(自己肯定感や効力感などが含まれます)
④人間関係構築力
信頼を連結させ、互いに支え合えるサポーター力
以上がレジリエンスを支える4つの力になります。
このレジリエンスを強化していくためにも、挙げた4つの力のどれか一つでも高めていくことが必要と思われます。