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FP・行政書士事務所

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2019.11.21 

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アンガーマネジメント


《『アンガーマネジメント』とは、怒らなくなることではなく、必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らないようになること(日本アンガーマネジメント協会)》

アンガーマネジメントという言葉を知っている方は最近多いと思いますが、日本アンガーマネジメント協会においては、上記の様に定義されております。


さて、先月までに数回にわたり個人研修を実施しましたが、参加された方がある状況に陥っておりましたので、ご紹介してみたいと思います。

■ある上司に自分の意見を言った時、それを反対されてしまいました。
■違う場面でのやり取りにおいても、自分の考えを受け容れてもらませんでした。
■本人としては、その理由について問い合わすも明確な回答が無かったといいます。
■何度かそのような展開が繰り返される中で、その上司に対して不満、怒り、苦手意識が芽生え始めました。
■その思いが増幅してくると、顔を見るのも嫌になり次第に自分から避けるようになってしまいました。
■そのような思考(時に感情的)の影響で、周囲に対しても望まれないような表情や態度に出てしまっていたのでしょう。
■結果的に、対人関係能力(コミュニケーションスキル)が良くない、業務パフォーマンスが相応しくない、などの評価を受けることになってしまいました。

以上のような状況を共有させていただき、当初からの上司とのやり取りを遡ってもらいながら、怒りの感情について一緒に考えてみることにしました。

幾度かのやり取りの結果として、表面的には嫌な気持ちや怒りに直結したかのように思われますが、実はいきなりそのような状態にはならないはずなのです。

・自分の考えや意見を伝えた時に、本人は何を求めたのでしょう、何に期待したのでしょうか?
一次的な想いとして何かが間違いなくあったはずです、
「〇〇〇〇して欲しかった」・・・と。

実は、怒りというのは二次的感情で、一次の期待が裏切られた(得られなかった)時に発動してしまうものと言われております。

今回の展開を冷静にかつ客観的に見てみると、嫌な思考や怒りの感情を持ってしまったのは実は本人のみ、恐らく上司の方にとっては何の変化も無かったと思われます。

今回の振り返りを経て、怒りという感情の原理・作用・影響についてはご本人も痛みと共に深く納得されておりました。

相手に関係のないところで、自分の中だけで起きた現象であるということを、勝手に自分がフィルターを掛けてしまっていたことを。